たとえば、こんな人生も
そのまましばらく私は美冬ちゃんの腕の中

その後も他の姉さん達にたくさん構って貰って


姉さん達とたくさん話して
姉さん達の笑った顔もたくさん見て

会えなかった分の寂しさが埋まっていった



途中からオーナーとシン君も来てくれて

そこからはもう食事会と言うより酒盛りタイム



「……もうだめ~飲めない~……」

「同じく…」

「飲みすぎよ、ふたりとも」


ふらふら~と仲良く
ソファーに倒れ込むアリサ姉さんと美冬ちゃんを甲斐甲斐しく介抱するシュカさん


「とっくに日付も変わったし
そろそろおいとましましょうか」

「そうね」


シュカさんの言葉にさゆ姉さんは頷いて
まわりの姉さん達に声をかける






「じゃあひなた。またね」

「何かあったらいつでも電話しなさい」

「いつきにもお礼言っておいて」


「うん。気を付けて帰ってね」



酔い潰れた他の姉さん達を連れて
シュカさん達は去っていった




リビングに戻ると




「俺の酒が飲めねーってのか~?いつき~」

「やめないか、シン」



酔っ払って
絵にかいたようにいつきさんに絡んでるシン君をオーナーが止めていた
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