たとえば、こんな人生も
「無理矢理キスされたことより
その気持ち良さが怖くて泣くなんて
ひなは不思議」
怪訝そうな顔のまこちゃん
「いつきのこと、嫌って思わなかった?その瞬間」
「いつきは悪くないって言ったけど…
私がひなの立場だったら嫌
好きでもない相手にそんなことされたら
恐怖と不快感でいっぱいになる」
複雑そうに表情を歪めるまこちゃんに
首を横に振る
「思わなかった
いつもと違う雰囲気なのは怖かったけど」
「押し倒されたこととか、キスされたこととか
びっくりしても、困っても
その事自体は嫌だとか怖いってならなかった」
嫌悪感や不快感はなかった
ただ
あの気持ち良さや
甘い態度のいつきさんが怖かった
その気持ち良さが怖くて泣くなんて
ひなは不思議」
怪訝そうな顔のまこちゃん
「いつきのこと、嫌って思わなかった?その瞬間」
「いつきは悪くないって言ったけど…
私がひなの立場だったら嫌
好きでもない相手にそんなことされたら
恐怖と不快感でいっぱいになる」
複雑そうに表情を歪めるまこちゃんに
首を横に振る
「思わなかった
いつもと違う雰囲気なのは怖かったけど」
「押し倒されたこととか、キスされたこととか
びっくりしても、困っても
その事自体は嫌だとか怖いってならなかった」
嫌悪感や不快感はなかった
ただ
あの気持ち良さや
甘い態度のいつきさんが怖かった