元カレと再恋愛ってありですか?
「なに!?」
「スープ作ったんだった。」

奏介が急いで部屋の中に入る。
「冷めちゃったな」
紗那も部屋に入ると奏介がキッチンに立っていた。

「何スープ?」
「ミネストローネ」
「え・・・」
「大丈夫だよ。トマト、刻んだから」
「・・・」
「ほら」
奏介がトマト嫌いの紗那にスプーンですくいスープを口に運ぶ。

「おいしい!」
「だろ?」
近い距離で奏介に見つめられて紗那は冷めたミネストローネすら、心溶かされるほどあつく感じた。
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