復讐メッセージを送信しました。〜ナナツノノロイ3〜
由愛の言葉を聞きながら、真紀はむしゃむしゃと、アンパンを食べている。

「真紀もムカつくでしょ? 藤原環奈は真紀の悪口を言ってたんだから!」

麗羅が、眉間にしわを寄せながら、まくしたてる。
もちろん、それは真っ赤なウソだった。

二学期になる前に、仲間を増やして、環奈を圧倒させたい、と考えていた麗羅は、どこのグループにも所属していなかった真紀をスカウトするように、引き入れることにしたのだ。

真紀をメンバーに入れようと考えていることを、麗羅が話すと、

「由愛たちととはタイプが違うねぇ」

と言った由愛は、嫌がっているのかと思ったが、

「腕力系で役に立ちそうだねっ」

と微笑んでくれたので、麗羅はますます勢いづいた。
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