復讐メッセージを送信しました。〜ナナツノノロイ3〜
「教室か……」

小声で呟いた木村が渋い顔をする。

「木村先生、心配だから由愛たちが付き添います」

由愛が右から、麗羅が左から支える。

「あ、あぁ、ならお願いするよ。薬を飲んだらすぐに保健室で休むんだぞ」

木村の言葉に真紀がコクリとうなずく。

「しっかりして」と麗羅たちに付き添われ、真紀は体育館を後にした。

「宮園でも腹壊すんだな!」

「生肉食いそうな食欲なのにな」

山田たち男子たちが、茶化すように笑い、「こらっ、お前ら病人をからかうようなことを言うな!」と木村に一喝されていた。

真紀のことが心配なのか、木村は体育館の入り口を何度も見ていた。
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