復讐メッセージを送信しました。〜ナナツノノロイ3〜
ボールをぶつけられる心配が無くなり、環奈は少し元気になった。

しかし、麗羅たちは授業が終わるチャイムが鳴っても戻ってこなかった。

「宮園が心配だ」

と終わりの挨拶もそこそこに木村が駆け出す。本当に生徒思いの先生だ。

男子たちは体育館の更衣室を使い、女子は教室で着替えるようになっている。

環奈は美玖と話をしながら体操服のまま教室に戻った。

「良くなったならいいが、気をつけるんだぞ」

木村が教室の入り口から、真紀に声をかけている。
< 122 / 367 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop