復讐メッセージを送信しました。〜ナナツノノロイ3〜
「……お弁当忘れて来ちゃったみたい」

苦笑いしながら、つぶやくように言う。

「えっ、お昼命の美玖が珍しい!」

環奈は冗談っぽく言ったが、美玖は慌てた様子で体操服のまま教室を出ようとしている。

「購買部に行ってパンとか買うから、環奈は先に食べてて!売り切れる前に急いで行ってくる」

「美玖、財布忘れてるよ」

環奈に言われ、美玖はUターンして戻ってきた。
「ありがと!」と受け取ると、慌ただしく駆け出していった。

美玖は前回のテストで学年一位で、ほぼ満点だったとは思えないほどおっちょこちょいだ。でも、そこが美玖のいいところだと環奈は思っている。
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