復讐メッセージを送信しました。〜ナナツノノロイ3〜

息を切らしながらたどり着いたのは、人気のない屋上へ続く階段だった。

朝のホームルームの始まりを告げるチャイムが鳴る中、環奈は階段の下に倒れるように座り込む。

なんで……。

環奈は手のひらを床につき、肩を震わせて泣く。

手のひらに大きな涙の粒が落ちた。

なんで、あの人たちは、あんなひどいことばかり言えるの？
人の気持ちがわからないの？

言葉は見えない刃となり、環奈の弱り切ってい心を修復不能に近いほど、ズタズタにしていった。

胸が痛くてたまらないそこから溢れ出た血が全身をめぐり、怒りと悲しみと混じり合い、涙となって流れた。
環奈は、迷子になった子供のように声をあげて泣いた。