復讐メッセージを送信しました。〜ナナツノノロイ3〜
ーーすずめの鳴き声と、朝の光を感じて、環奈はそっと目を開けた。

自分に部屋のベッドにいつの間にか寝ていた。制服を着たままで、くくった髪もそのままだ。

……夢?

環奈はぼんやりとした頭で思う。

手のひらに、金属の冷たい感触がして、ばっと起き上がった。

十字架のネックレスがあった。マリア様から告げられたことが、高速回転のメリーゴーランドのように一気に頭によみがえる。

ーー夢じゃなかったんだ。

心臓が喉元までせりあがってくるような興奮を覚えた。

使い人になりなさい。
マリア様はそう言った。

「雅彦のためなら、なんだってしてみせる……」

環奈は改めて決意を口にした。
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