復讐メッセージを送信しました。〜ナナツノノロイ3〜
マリア様に使い人になるよう告げられて、強い光で気を失ってからの記憶がまったくない。

一体どうやって帰ってきたのかわからないが、とにかく美玖を安心させないと、と思い、

【ごめんね、今日は学校に行くから】

そう返信をした。

汗で髪の毛がべたついている気がして、環奈はシャワーを浴びることにした。

使い人……一体なにをするんだろう。

熱いシャワーを頭から浴びながら、そう思った。

とにかく力を付けなければ。

環奈はそう思い、久々に朝食にロールパンを一個食べて、家を出たのだった。
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