復讐メッセージを送信しました。〜ナナツノノロイ3〜
顔をあげた由愛は、環奈とわかると、

「ちょっと、邪魔!」

とニコリともせずに言い放った。

可愛らしい見た目に似合わぬ低い声で、環奈はギョッとした。

フンっ、と由愛は、そのままスタスタ歩く。途中で麗羅を見つけ、

「麗羅ちゃぁん、おはよー」

と子猫のようにすり寄っていった。

由愛は相手によって、人格を使い分けているようだ。

環奈は一言謝るのにも値しない存在らしい。

「昨日からさ、クラスの吉野さんたちのグループをターゲットにして嫌がらせしだしたんだよね……」

ため息混じりに美玖がつぶやく。

「えっ、なんで?」

環奈はおどろいてきく。
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