復讐メッセージを送信しました。〜ナナツノノロイ3〜
教室に入ると、吉野たちのグループが、アニメのことについて、盛り上がって話をしていた。

アニメ雑誌の切り抜きが、ひらりと床に落ちる。

間髪入れずに、それを見つけたのは由愛だった。

まるで落ちるのを待っていたかようなタイミングだった。

あっ、という顔を吉野がする。

「うっわ〜最悪!足が腐る」

犬のフンでも踏んだように由愛が騒ぐ。

足の裏の汚れを取るように、うわばきを擦り付けたので、切り抜きが破れてしまった。

「ひ、ひどい……」

吉野が声を詰まらせて泣きそうになる。
他の女子は、どうしていいかわからずオロオロしていた。
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