復讐メッセージを送信しました。〜ナナツノノロイ3〜
次の瞬間、由愛は吉野たちが座っていた机に向かって、いきなり頭突きをした。

きゃあっ、と悲鳴をあげ、吉野たちが飛び跳ねるように、離れる。

ゆっくりと顔をあげた由愛の額は、ぱっくりと割れていた。

そこから、勢い良く滝のように真っ赤な血が流れている。

麗羅は青ざめた顔で絶句しており、真紀と後ずさりしている。

「おいおい、ヤベェじゃん」

「先生呼んだほうがよくない?」

クラスメートたちが、ひきつった顔をしながら口々に言う。

しかし、周りの反応や、額のケガの痛みなどお構いなしといった様子で、膝をついて土下座をしだした。

「申し訳ありません!申し訳ありません!」

狂ったようにその言葉を繰り返し、血まみれの額を、まるでもちつきのうすのように勢い良く床に打ち付ける。
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