復讐メッセージを送信しました。〜ナナツノノロイ3〜
ちくしょう、こいつさえいなければ……。

そう思いながら、相変わらず練習も片付けもしない日々を過ごしていると、なんと願いが叶った。

雅彦が校内で事故にあい、意識不明の重体になったのだ。
それを聞いたとき、颯太は、心の中では、うれしくてたまらず、にやけるのを我慢するのに必死だった。

こうして颯太はまた努力することなく、レギュラーの地位に戻れ、また平和な日々を送れるようになった。

雅彦そのまま二度と目を覚ますなよ。アッハッハハ……。

颯太の腹黒い笑い声が響き渡った。
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