復讐メッセージを送信しました。〜ナナツノノロイ3〜

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ゆっくりと目を開けた環奈は、燃え盛るような怒りに全身を支配されていた。

なんて、ひどい奴……雅彦が目を覚さないように笑うなんて。

すると環奈の怒りに同調するように、ポケットのスマホが震えた。

取り出して、画面を見ると、【颯太】というアカウントに、またも未送信のメッセージが作成されていた。

【†怠惰† 怠け続けたあなたの手足は、あなたを裏切り、去っていくだろう】

裁きのメッセージを読んだ環奈は息を飲む。
このメッセージを送信すれば、颯太には、由愛のようなおぞましい最期が待っているはずだ。