復讐メッセージを送信しました。〜ナナツノノロイ3〜
環奈は、それっぽい理由を口にする。
なるほど、と美玖がうなずいてくれた。

「それいいね、うん、行こう」

美玖は疑うことなくグラウンドまでついてきてくれた。

その時、ちょうど練習用のユニフォームを着た颯太がグラウンドへ向かっていた。

スマホを手にしてかったるそうに歩いている。

「なんだ、変なメッセージ……」と、怪訝そうにつぶやいている。

「おい、練習のときはスマホの持ち込み禁止だぞ!」

木村から、すかさず注意され、颯太は、はーい、と生返事をして、タオルや水筒と一緒にスマホをベンチに置いていた。
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