復讐メッセージを送信しました。〜ナナツノノロイ3〜

どうやら颯太は裁きのメッセージを読んだようだ。

今から、なにが起きるんだろう。金網を握りしめる環奈の指先に力が入る。

よいしょ、っと木村が大型扇風機を、ベンチの横に持ってきた。

延長コードをさして、どこかから電気をつなげているらしく、スイッチ押すと、扇風機の羽が勢い良く回り出す。

「今日はかなり暑いから、練習後はここで涼んでいいぞ」

はいっ、と部員たちが元気よく返事をする。颯太はあくびをしていたが、麗羅を見つけると、練習中だというのに、手を振ってアピールしていた。