復讐メッセージを送信しました。〜ナナツノノロイ3〜
「はひっはひっ」

颯太は太陽の下を歩く野良犬のように下を出して、荒い呼吸をしていた。

大型扇風機は、颯太に血を浴びて倒れたまま、まだ羽を回転させている。さらにガタガタと動き、颯太に近づこうとしていた。

颯太は両手で土をかきむしるようにして、逃げようとしている。

「た、助けてくれ!」

爪が剥がれ、指先から血が滲む。

それでも颯太は足を失った下半身を引きずり、逃げようとしていた。

その時、切断され転がっていた颯太の足が、まるで糸で操られているように、ズズズ、と動いた。

そして、スパイクを履いた足が、颯太の顔面を目掛けて蹴りを入れるように突っ込んでいく。
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