復讐メッセージを送信しました。〜ナナツノノロイ3〜
「うわぁ、おいしそう〜」

真紀はデザートでも見るように目をキラキラと輝かせて、ひざまずくと、汚水の中に顔をつっこんだ。

じゅるり、じゅるり……。

すさまじい悪臭のする汚水を、流行りのドリンクでも飲むように、口に入れている。

あまりの光景に環奈は我慢できず、その場に少し吐いてしまった。

汚水を嬉々として飲んでいた真紀が、うっ、と真っ赤な目を見開き、汚水の中に倒れた。

喉につまったか、胃が破裂したのだろう。
環奈は口元の嘔吐物を手のひらでぬぐいながら、冷静にそう思う。

これで三つ目だ。またマリア様に報告しないと。
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