復讐メッセージを送信しました。〜ナナツノノロイ3〜
「おい、止まれ!」

勇吾は流れに逆らうように、進もうとするが、人が多くて上手く進めない。

嵐のような一年生の集団が過ぎ去った後、すぐに廊下を見たが、杏奈のネックレスは無くなっていた。

「くそっ」

勇吾は舌打ちをして、近くの壁を拳で殴った。

手の届きそうな場所にあったのに、杏奈のネックレスが。

向こうのトイレから、悲鳴が聞こえた。

「うわっ、死んでる!」

「くっさ! 最悪じゃん」

また誰かが死んだ……これで三人目だ。

勇吾は痺れるように痛む拳を握りしめた。
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