復讐メッセージを送信しました。〜ナナツノノロイ3〜
「いつもは早いのに、今日は寝坊したのか?」

春山が肩のタオルで汗を拭いながら、勇吾にきいてくる。

「はい、今日はちょっと勉強しすぎて寝坊しました」

勇吾は苦笑しながら答える。

昨晩は、アレを作るために日付が変わるまで色々作業をしていたのだ。

「そうか、大学受験も近いからな。ほどほどにがんばれよ」

ーー大学受験。その時まで自分の命はあるのだろうか、と勇吾は考える。

「ありがとうございます」

と勇吾が言ったとき、

「春山先生〜」

と木村が、やや怒り気味の顔で走ってきた。
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