復讐メッセージを送信しました。〜ナナツノノロイ3〜

「春山先生、ホウキはやめてくださいよ！　当たったら傷害罪とかで騒ぎ立てられますよ」

木村が、早口で次から次に注意するが、ふんっと春山は聞く耳を持たない。

「あっちがプライバシーの侵害をするからだろ！　マスコミなんてな、こっちが甘い顔していると調子に乗って、校内にまで入ってくるんだぞ！」

「だからって、暴力まがいのことは……」

木村の言葉をさえぎるように、春山がせきばらいをひとつする。

「それより木村先生、なんで休校に賛成しないんですか？聞きましたよ、木村先生がひとりだけ頑なに反対してるって」

思いがけない質問だったらしく、木村は困惑した顔をしていた。