復讐メッセージを送信しました。〜ナナツノノロイ3〜
勇吾のほうをちらりと見て、真面目な顔になる。

「ですから、それは何度も申しあげた通り、生徒の学力低下が心配で……」

「そんなの自宅学習で充分でしょうが! どうせ、たいした勉強もしてないんだから。木村先生、何か他に理由があるんじゃないんですか?」

学年主任をしていたときの血が騒ぐのか、春山がしつこく追求する。

疑問に思ったときの春山のしつこさは、よく校則違反をして呼びだされていた勇吾もよく知っている。

一瞬だけ、木村の目の奥底が冷たく光る。

口元には笑みを浮かべているが、目がさっきまでとまったくちがう。

この先生はなにかを隠している? なにか不穏な物を勇吾が感じたときだった。



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