復讐メッセージを送信しました。〜ナナツノノロイ3〜

その目が一瞬で真っ赤に染まり、勇吾の顔色がかわった。

「あ、あつい……」

麗羅が震え声でつぶやく。

「おい、どうした？ひっーー」

木村は続きの言葉が言えずに、後ずさりをした。

麗羅の顔ーー皮膚が火のついたロウソクのように、どろどろに溶け出している。
ぐちゃり、にちゃり、という音が聞こえてきた。

クラス中に悲鳴があがる。

麗羅の手から落ちた花柄のスプレーボトルを勇吾が拾いあげ、フタを開ける。少し匂いをかいで、「化粧水の匂いじゃない……」と言った。

悲鳴を聞きつけた氷室が飛んできた。麗羅の姿を見て、のけぞっている。