復讐メッセージを送信しました。〜ナナツノノロイ3〜

「もう元サイトでは見れないけど、かなり拡散されてるみたい」

「やばいよね、この学校……」

「昔もなんかあったらしいじゃん。なんか呪われてるんじゃないか？」

重苦しい雰囲気を打ち破るように、笑顔の木村が教室に入ってきた。

「おっ、みんな、おはよう！」

弾けるような声で元気よく言いながら、教卓の前に立つ。

みんな場違いな木村の機嫌の良さに困惑しながら、静かに着席した。木村が今週は昼食なしの自由登校となり、その間、授業は進めず、各科目の自習をするように、と伝えてきた。

ホームルームが終わり、木村は軽い足取りで教室を出て行く。

「なんか、木村先生テンション高くない？」

「体育の授業しなくていいからじゃない？」

クラスメイトたちが、こそこそ話していた。