復讐メッセージを送信しました。〜ナナツノノロイ3〜
「おい、あんまり先生をバカにするなよ?」

木村がもう一発叩くような仕草を見せて、脅すように言ってくる。

「このクズ人間」

環奈は産まれて初めて、他人に対して嫌悪感をむき出しにして、暴言を吐いた。

ハハッ、と木村が乾いた声で笑う。
笑いながら、環奈の前髪を引っ張って、痛がるのも構わず、無理やりうつ伏せにさせてきた。

床に押し付けられた環奈は、その拍子に顔面を強打した。一瞬、痛みで意識が遠のきかける。

よっ、と木村が環奈の背中に馬乗りになってきた。環奈は内臓を吐き出しそうになる。

「先生、いいこと思いついたんだ。藤原が先生との秘密を人にしゃべりたくなくなるように、今から恥ずかしい動画を撮っておこうと思う」
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