復讐メッセージを送信しました。〜ナナツノノロイ3〜
環奈に馬乗りになったまま、カチャカチャとベルトを外す音が聞こえて、環奈は顔色を変えた。

「やめて!」

泣きながら叫んだが、身動きが取れない。

「こういうのあんまり趣味じゃないけど、藤原が言うことをきいてくれないから」

そう言いながら木村は楽しんでいるような口調だった。それが余計に環奈の恐怖心をあおってくる。

木村が自分のスマホを取り出す。

「なんだこれ……」

環奈は、ハッとする。
木村が今裁きのメッセージを読んだーーそれが環奈に一筋の希望をもたらした。
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