復讐メッセージを送信しました。〜ナナツノノロイ3〜

屋上の下の階段で待っていると、すぐに麗羅たちがやって来た。

「定期入れ返してよ」

美玖が怒りをおさえながら言うと、麗羅が定期入れを廊下に投げつけた。

「なに偉そうな口きいてんのよ。ストーカーちゃん」

麗羅が吐き捨てるように言ったので、由愛がクスクスと笑っていた。

雅彦の写真を見られた。
カアッとほほが熱くなりながら、定期入れを拾おうと、座って手を伸ばす。

すかさず麗羅が、定期入れをつかんだ美玖の手を踏みつけてきた。

「いたっ」と美玖は顔を歪める。

真紀がポテトチップスの袋を、美玖の頭上で逆さまにしたので、残りカスがパラパラと頭に落ちてきた。