復讐メッセージを送信しました。〜ナナツノノロイ3〜
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現実に戻った環奈は、「うそつき……」と開口一番、美玖をなじった。

雨に打たれてずぶ濡れの美玖が、まっすぐ見つめてくる。

「雅彦があんな目にあっても、何食わぬ顔して友達のふりして……ひどい。あんまりだよ……私は美玖を親友だと思っていたのに」

「だったらなによ⁉︎」

美玖が冷たく言い放つ。

「雅彦くんはね、私の希望だったの! 少しでもいいからそばにいたかったのに……
サッカーをしているのを応援したかっただけなのに……」

ギロリと美玖が睨んでくる。

「環奈が悪いのよ! 麗羅たちに目を付けられてーーメイクもおしゃれも、興味ないからってなにも努力しないで。雅彦がこのままの私が好きだから、私は変わらないよってムカつくオーラをいっつも出してたよね?
なんで、雅彦くんの彼女が環奈なの? 不釣り合いって言ってた麗羅の気持ちわかるから」

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