復讐メッセージを送信しました。〜ナナツノノロイ3〜
「うん、美玖ちゃん、良ければメッセージアプリのID交換しようよ」

勇気を出して言うと、美玖はぱあっとヒマワリが咲いたような笑顔になり、

「もちろん!あたしも今きこうと思ってたんだ」

とスマホを出してきた。

環奈は嬉しくて、交換した美玖のアカウントをずっと見つめていた。

教壇で木村が、明日からの本格的に始まる学校生活の説明をしていたが、嬉しさののあまり、ほとんどきいていなかった。

チャイムが鳴り響き、クラスメイトたちが教室からガヤガヤと出ていく。

「環奈、帰ろうぜー」

雅彦が教室の後方のドアから呼んできた。
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