復讐メッセージを送信しました。〜ナナツノノロイ3〜
※※※※※※※
生徒会と教師たちは体育館で入学式の後片付けに追われていた。
生徒会長の勇吾は率先して、来賓客様の長テーブルを運んだり、二年生に指示を出している。
新入生が座っていたパイプ椅子を抱えようとした春山が、一瞬ふらついたのを見て、慌てて駆け寄った。
「春山先生大丈夫ですか?無理しないでください」
「ああ、すまない」
パイプ椅子を下ろした春山は、腰をさすっていた。
春山は例の事件のせいでめっきり老け込んでしまった。勇吾が一年生の時は生活指導をしていて、声も大きく背筋もまっすぐだったのに。
今や猿山というあだ名で呼ぶ生徒もいない。
校則違反をして、みんなで校内清掃をさせられたこともあった。勇吾は懐かしく思った。
生徒会と教師たちは体育館で入学式の後片付けに追われていた。
生徒会長の勇吾は率先して、来賓客様の長テーブルを運んだり、二年生に指示を出している。
新入生が座っていたパイプ椅子を抱えようとした春山が、一瞬ふらついたのを見て、慌てて駆け寄った。
「春山先生大丈夫ですか?無理しないでください」
「ああ、すまない」
パイプ椅子を下ろした春山は、腰をさすっていた。
春山は例の事件のせいでめっきり老け込んでしまった。勇吾が一年生の時は生活指導をしていて、声も大きく背筋もまっすぐだったのに。
今や猿山というあだ名で呼ぶ生徒もいない。
校則違反をして、みんなで校内清掃をさせられたこともあった。勇吾は懐かしく思った。