復讐メッセージを送信しました。〜ナナツノノロイ3〜
――古ぼけたトイレの中で、赤ん坊は寝がえりをうった。
風が吹いただけで、ミシミシと壁がきしむ音がする。
赤ん坊が唯一安らげるこの場所は、老朽化が進み、限界が訪れようとしていた。
どうしよう……と赤ん坊は思う。
ワタシはどこへ行けばいいの?
しばし考えていた赤ん坊は、ステキなことをひらめいた。
――そうだ。
いっそ人間に取り憑いてしまおう。
そうしたら、ワタシのこの力で、もっともっとオモシロイことができるハズ……。
ああ、一体どんな人間に取り憑こうかな。
ママみたいに美人だけど、頭が悪いのはイヤ。そのせいで殺されたんだもん。
心がキレイでかわいい女子になりたい。そうして、パパみたいに女たらしじゃなくて真面目な男子と付き合って、幸せな学校生活を送りたい。
タノシミだな……。
赤ん坊の、キャッキャッと笑う声が、古ぼけたトイレに響いていた……。
風が吹いただけで、ミシミシと壁がきしむ音がする。
赤ん坊が唯一安らげるこの場所は、老朽化が進み、限界が訪れようとしていた。
どうしよう……と赤ん坊は思う。
ワタシはどこへ行けばいいの?
しばし考えていた赤ん坊は、ステキなことをひらめいた。
――そうだ。
いっそ人間に取り憑いてしまおう。
そうしたら、ワタシのこの力で、もっともっとオモシロイことができるハズ……。
ああ、一体どんな人間に取り憑こうかな。
ママみたいに美人だけど、頭が悪いのはイヤ。そのせいで殺されたんだもん。
心がキレイでかわいい女子になりたい。そうして、パパみたいに女たらしじゃなくて真面目な男子と付き合って、幸せな学校生活を送りたい。
タノシミだな……。
赤ん坊の、キャッキャッと笑う声が、古ぼけたトイレに響いていた……。