復讐メッセージを送信しました。〜ナナツノノロイ3〜
夏休み前になると、徐々に麗羅からの言動はエスカレートしていた。
廊下ですれ違いざまに、「ブース」「鏡見たことないのー?」と麗羅が小声で言ってくるのだ。
子供の悪口みたいでばかばかしいと、環奈は思っていたが、針の先でちくちく心を刺されているような不快感があった。
しかし、環奈にはな、あんな嫌がらせをされるのか心当たりがなかった。
高校生活はまだ始まったばかりで不安たまらず、美玖に相談した。
「なにそれ、ひどいね!」
美玖は自分のことのように怒ってくれた。
「きっと雅彦くんと付き合っているのが面白くないんだよ。環奈気にしちゃだめだよ!無視無視」
美玖からそう励まされて、幾分心が軽くなった。
そういえば、入学式前に雅彦がカッコいいと麗羅が騒いでいた気がする。
彼女が、美人でもなんでもない環奈だったというのが気に入らないのだろう。
しかし、雅彦は今の環奈が好きだ、と言ってくれている。変わる必要なんてない。
廊下ですれ違いざまに、「ブース」「鏡見たことないのー?」と麗羅が小声で言ってくるのだ。
子供の悪口みたいでばかばかしいと、環奈は思っていたが、針の先でちくちく心を刺されているような不快感があった。
しかし、環奈にはな、あんな嫌がらせをされるのか心当たりがなかった。
高校生活はまだ始まったばかりで不安たまらず、美玖に相談した。
「なにそれ、ひどいね!」
美玖は自分のことのように怒ってくれた。
「きっと雅彦くんと付き合っているのが面白くないんだよ。環奈気にしちゃだめだよ!無視無視」
美玖からそう励まされて、幾分心が軽くなった。
そういえば、入学式前に雅彦がカッコいいと麗羅が騒いでいた気がする。
彼女が、美人でもなんでもない環奈だったというのが気に入らないのだろう。
しかし、雅彦は今の環奈が好きだ、と言ってくれている。変わる必要なんてない。