オオカミ様VS王子様 ~私を賭けたラブゲーム~
私は何にも覚えがないし…。
「それに…。」
「なに?」
「蓮人さんだってかっこよすぎます…。」
体の向きを変えて、蓮人さんの胸に抱きつ
く。
「そーゆーところ。」
それから私たちは、まさにバカップルとも言
えるような時間を過ごした。
そして、待ちに待った休日デート。
いつものように蓮人さんが迎えに来てくれて
行き先も教えてくれないまま、二人並んで歩
く。
大きな建物が見えてくると。
「もも。行きたかった場所でしょ?」
着いたのは、最近建った水族館。確かに行き
たかったけど…。
「なんで知ってるんですか?」
「この前部屋入った時にここのパンフレット
置いてあったから。」
蓮人さんはそんな小さなことにも気づいてく
れてたんだ。
「ありがとうございますっ!」
中に入ると、一面に広がる大きな水槽で自由
気ままに泳ぐお魚たちが目を奪う。
蓮人さんと手を繋いで、まるで海の中を歩い
ているみたい。
「蓮人さ…ん…?」
お手洗いから戻ると、蓮人さんは背の高い綺
麗な女性と話していた。
だ、だれ…?
私以外の女の人に、あの優しい笑顔を向けて
いると思うと、胸が苦しくなる。
寂しさもあったけど、二人があまりにもお似
合いで、それがどうしようもなく哀しい。
「もも?」
私に気付いた蓮人さんが名前を呼んでくれた。
変な心配かけちゃだめだよね。
「それに…。」
「なに?」
「蓮人さんだってかっこよすぎます…。」
体の向きを変えて、蓮人さんの胸に抱きつ
く。
「そーゆーところ。」
それから私たちは、まさにバカップルとも言
えるような時間を過ごした。
そして、待ちに待った休日デート。
いつものように蓮人さんが迎えに来てくれて
行き先も教えてくれないまま、二人並んで歩
く。
大きな建物が見えてくると。
「もも。行きたかった場所でしょ?」
着いたのは、最近建った水族館。確かに行き
たかったけど…。
「なんで知ってるんですか?」
「この前部屋入った時にここのパンフレット
置いてあったから。」
蓮人さんはそんな小さなことにも気づいてく
れてたんだ。
「ありがとうございますっ!」
中に入ると、一面に広がる大きな水槽で自由
気ままに泳ぐお魚たちが目を奪う。
蓮人さんと手を繋いで、まるで海の中を歩い
ているみたい。
「蓮人さ…ん…?」
お手洗いから戻ると、蓮人さんは背の高い綺
麗な女性と話していた。
だ、だれ…?
私以外の女の人に、あの優しい笑顔を向けて
いると思うと、胸が苦しくなる。
寂しさもあったけど、二人があまりにもお似
合いで、それがどうしようもなく哀しい。
「もも?」
私に気付いた蓮人さんが名前を呼んでくれた。
変な心配かけちゃだめだよね。