オオカミ様VS王子様 ~私を賭けたラブゲーム~
初めての甘い感覚に何も考えられなくなっ
て。
「今日はここまで。」
私を抱き起こして、そのまま腕の中に閉じ込
められる。
「蓮人さん…?」
何が起きたのかわからない。
「ももの気持ちが大丈夫でも、オレが大丈夫
じゃない。それに…。」
そこまで言って、言い淀んでしまう。
どうしたんだろう?
「ももの家族から許可もらってからじゃない
とな。」
あ…。
そういえばそうだった。
『男性との無断交際禁止。』
蓮人さんと両想いになって、頭の中が蓮人さ
んで埋め尽くされてて、完全に忘れていた。
「私、蓮人さんと離れたくないです。」
「心配しなくても、手放す気ないから。その
証拠がここにあるだろ?」
蓮人さんの細い指が、吸いつかれた首筋をそ
っとなぞる。
あ、あれが…。
ようやく理解した私は突然恥ずかしくなる。
「顔真っ赤。」
仕方ないよ…!
初めてで恥ずかしいのに、蓮人さんに求めら
れることがこんなにも嬉しいんだから。
「蓮人さん!」
せっかく仲直りできたし!
「今度のお休み、デート行きましょっ!」
今度は私が蓮人さんを楽しませてあげるんだ!
「いいけど…。」
あれ…?これは、意地悪するときの声…?
「けど…??」
「蓮人って呼んで?」
名前?いつも呼んでるのに…。
「蓮人さん?」
「失格。」
「え!?」
呼んでって言ったから呼んだのにっ!
て。
「今日はここまで。」
私を抱き起こして、そのまま腕の中に閉じ込
められる。
「蓮人さん…?」
何が起きたのかわからない。
「ももの気持ちが大丈夫でも、オレが大丈夫
じゃない。それに…。」
そこまで言って、言い淀んでしまう。
どうしたんだろう?
「ももの家族から許可もらってからじゃない
とな。」
あ…。
そういえばそうだった。
『男性との無断交際禁止。』
蓮人さんと両想いになって、頭の中が蓮人さ
んで埋め尽くされてて、完全に忘れていた。
「私、蓮人さんと離れたくないです。」
「心配しなくても、手放す気ないから。その
証拠がここにあるだろ?」
蓮人さんの細い指が、吸いつかれた首筋をそ
っとなぞる。
あ、あれが…。
ようやく理解した私は突然恥ずかしくなる。
「顔真っ赤。」
仕方ないよ…!
初めてで恥ずかしいのに、蓮人さんに求めら
れることがこんなにも嬉しいんだから。
「蓮人さん!」
せっかく仲直りできたし!
「今度のお休み、デート行きましょっ!」
今度は私が蓮人さんを楽しませてあげるんだ!
「いいけど…。」
あれ…?これは、意地悪するときの声…?
「けど…??」
「蓮人って呼んで?」
名前?いつも呼んでるのに…。
「蓮人さん?」
「失格。」
「え!?」
呼んでって言ったから呼んだのにっ!