オオカミ様VS王子様 ~私を賭けたラブゲーム~
それは反則だろ…。
「ほんと、困るんだけど。」
あーもう。ほんとに可愛すぎる。
とにかくちゃんと誤解を解かないとな。
部屋に帰って、ももが落ち着くのを待って、
ようやく静寂を破る。
「前に言ったと思うんだけど。」
ももの冷えた手を温めるように握り、顔を近
づける。
「あんまり可愛いこと言わないでって。」
ももは自分の可愛さにも、オレがどれだけも
もに惹かれているかも気づいてない。
まぁ、それがももらしいけど。
オレの気持ちが届いたのか、やっと笑ってく
れた。
「蓮人さんも覚悟してください。嫌いになん
てさせませんから。」
ももは頬に不意打ち(のつもり)のキスをし
て、仕返そうとしたんだろうけど、また耳ま
で赤く染めていく。
ほんと敵わねぇよ。
「可愛すぎて嫌いになれそうにない。」
ももの薄い唇に短くキスを落とし、体まで溶
かすように深く口づけていく。
この恋は、オレにとって最初で最後の恋だ。
今は無理だけど。
お前の身も心も、オレに全部奪わせて。
隣で眠るももの寝顔を見ながら、オレは決心
した。
ももとずっと一緒にいるために、オレは自分
の過去を知らなきゃいけない。
夜が明けて、バイトがあるももをカフェに送
ってから、オレは施設に向かった。
「先生。お久しぶりです。」
先生からの手紙に書かれた「大切な人」の本
当の意味がわかったよ。
「ほんと、困るんだけど。」
あーもう。ほんとに可愛すぎる。
とにかくちゃんと誤解を解かないとな。
部屋に帰って、ももが落ち着くのを待って、
ようやく静寂を破る。
「前に言ったと思うんだけど。」
ももの冷えた手を温めるように握り、顔を近
づける。
「あんまり可愛いこと言わないでって。」
ももは自分の可愛さにも、オレがどれだけも
もに惹かれているかも気づいてない。
まぁ、それがももらしいけど。
オレの気持ちが届いたのか、やっと笑ってく
れた。
「蓮人さんも覚悟してください。嫌いになん
てさせませんから。」
ももは頬に不意打ち(のつもり)のキスをし
て、仕返そうとしたんだろうけど、また耳ま
で赤く染めていく。
ほんと敵わねぇよ。
「可愛すぎて嫌いになれそうにない。」
ももの薄い唇に短くキスを落とし、体まで溶
かすように深く口づけていく。
この恋は、オレにとって最初で最後の恋だ。
今は無理だけど。
お前の身も心も、オレに全部奪わせて。
隣で眠るももの寝顔を見ながら、オレは決心
した。
ももとずっと一緒にいるために、オレは自分
の過去を知らなきゃいけない。
夜が明けて、バイトがあるももをカフェに送
ってから、オレは施設に向かった。
「先生。お久しぶりです。」
先生からの手紙に書かれた「大切な人」の本
当の意味がわかったよ。