オオカミ様VS王子様 ~私を賭けたラブゲーム~
急がなきゃ!
「お邪魔しました!」
黒宮さんにお礼をして、部屋を出ようとした
とき。
「ちょっと待て。」
黒宮さんは手首を掴んで呼び止めてきた。
「また何かあった時のために、連絡先、教え
ておく。」
黒宮さんと連絡先を交換してから、部屋を後
にした。
黒宮さんに手首掴まれたとき、ドキッとしち
ゃった。
だって黒宮さん、よく見たらかっこよかった
んだもん。まるで絵本の王子様みたいだっ
た。
助けてくれたし、私にとっては…。
「本物の王子様…なんてね。」
「何が王子様なの?」
「うわぁ!」
突然隣からかわいらしい声がして、思わず声
をあげてしまった。
「お、おはよう、聖菜。」
聖菜は、にやっとして耳元で一言。
「ももちゃんから男の人の匂いがする…。」
な、なぬ!?
この子、超絶鈍感無自覚天使だと思っていた
のに…。
人の恋愛には勘が鋭い…のか?
「ももちゃん、昨日青田さんと何かあっ
た?」
あ、青田さん…?
「青田さんとは何もないよ?」
「へ~。じゃあ青田さんじゃない誰かと何か
あったんだ~。」
可愛いだけだと思ってナメてた。
この子、実は小悪魔だったのか…。
そして、昼休みに聖菜と玲悟くんに、昨日の
一部始終を説明することになった。
「つかお前、それは危なすぎるだろ。」
「お邪魔しました!」
黒宮さんにお礼をして、部屋を出ようとした
とき。
「ちょっと待て。」
黒宮さんは手首を掴んで呼び止めてきた。
「また何かあった時のために、連絡先、教え
ておく。」
黒宮さんと連絡先を交換してから、部屋を後
にした。
黒宮さんに手首掴まれたとき、ドキッとしち
ゃった。
だって黒宮さん、よく見たらかっこよかった
んだもん。まるで絵本の王子様みたいだっ
た。
助けてくれたし、私にとっては…。
「本物の王子様…なんてね。」
「何が王子様なの?」
「うわぁ!」
突然隣からかわいらしい声がして、思わず声
をあげてしまった。
「お、おはよう、聖菜。」
聖菜は、にやっとして耳元で一言。
「ももちゃんから男の人の匂いがする…。」
な、なぬ!?
この子、超絶鈍感無自覚天使だと思っていた
のに…。
人の恋愛には勘が鋭い…のか?
「ももちゃん、昨日青田さんと何かあっ
た?」
あ、青田さん…?
「青田さんとは何もないよ?」
「へ~。じゃあ青田さんじゃない誰かと何か
あったんだ~。」
可愛いだけだと思ってナメてた。
この子、実は小悪魔だったのか…。
そして、昼休みに聖菜と玲悟くんに、昨日の
一部始終を説明することになった。
「つかお前、それは危なすぎるだろ。」