オオカミ様VS王子様 ~私を賭けたラブゲーム~
エピローグ
蓮人と出逢って、恋をして、5年が経ち、私
は大学3年になっていた。
「おはよう、蓮人!」
「おはよ。」
今となってルーティーンとなったおはようの
キス。一緒に食べる朝食。
そう。私たちは去年から蓮人の部屋で同棲し
ている。
「バイト終わったら連絡するねっ!」
「ん。行ってらっしゃい。」
「行ってきますっ!」
毎日繰り返されるこのやりとりが、新婚の疑
似体験みたいで好き。
「ももちゃんっ!おはよー!」
5年が経って変わったことは蓮人との同棲だ
けじゃない。私に対しては相変わらずの聖菜
だけど、あの頃よりもずっと大人っぽくなっ
た。
「ももちゃん!見て見て!」
最近の聖菜は会えば必ず、左手の薬指に光る
指輪を見せつける。
それは先月の出来事。
「私たち結婚することになりました。」
「「「………」」」
今や龍也さんが店長を務めるカフェにて、聖
菜と玲悟くんから突然報告をされた。
「「「えぇーー!!??」」」
それはそういう反応になるでしょ!?
二人がずっとラブラブなのは見てればわかる
けども。大学在学中の結婚だなんて、想像も
してなかったから。
結婚式自体は卒業してからに決めたみたいだ
けど、婚姻届けの提出は聖菜の誕生日に合わ
せて、今年の冬にするそうだ。
おめでたいけど、なんだか寂しい気持ちにも
なるなぁ。親心というか…ちょっと違うか。
は大学3年になっていた。
「おはよう、蓮人!」
「おはよ。」
今となってルーティーンとなったおはようの
キス。一緒に食べる朝食。
そう。私たちは去年から蓮人の部屋で同棲し
ている。
「バイト終わったら連絡するねっ!」
「ん。行ってらっしゃい。」
「行ってきますっ!」
毎日繰り返されるこのやりとりが、新婚の疑
似体験みたいで好き。
「ももちゃんっ!おはよー!」
5年が経って変わったことは蓮人との同棲だ
けじゃない。私に対しては相変わらずの聖菜
だけど、あの頃よりもずっと大人っぽくなっ
た。
「ももちゃん!見て見て!」
最近の聖菜は会えば必ず、左手の薬指に光る
指輪を見せつける。
それは先月の出来事。
「私たち結婚することになりました。」
「「「………」」」
今や龍也さんが店長を務めるカフェにて、聖
菜と玲悟くんから突然報告をされた。
「「「えぇーー!!??」」」
それはそういう反応になるでしょ!?
二人がずっとラブラブなのは見てればわかる
けども。大学在学中の結婚だなんて、想像も
してなかったから。
結婚式自体は卒業してからに決めたみたいだ
けど、婚姻届けの提出は聖菜の誕生日に合わ
せて、今年の冬にするそうだ。
おめでたいけど、なんだか寂しい気持ちにも
なるなぁ。親心というか…ちょっと違うか。