オオカミ様VS王子様 ~私を賭けたラブゲーム~
「初めてお店の前で会った時、ももちゃんの
横顔が綺麗で。一目惚れしたんだ。」
龍也さんの目を見れば、嘘じゃないってわか
る。でも、なんで私なんだろう。
「返事は今じゃなくていい。オレが本気だっ
てこと、知ってほしかっただけだから。」
私、龍也さんにたくさん助けてもらってるの
に、また困らせちゃった。
龍也さんの顔を直視できない。
「ももちゃん、見て!」
龍也さんが指差す方を見ると、大きな満月が
私たちを照らしていた。
「ももちゃん、今日は楽しかった?」
「はい。ほんとにありがとうございます。」
さっき告白されたのに、普通に返事できない
よ。
俯いて答える私を見て、龍也さんは笑いなが
ら、髪を撫でる。
「ももちゃん。そんなに固くならないで。」
いつもの龍也さんだ。
初めて告白されて、心臓はドキドキしたまま
だけど、ほんの少し安心した。
「龍也さん。私、恋とかしたことなくて。」
恋に恋していた。まだ、誰かを好きになった
ことがないから、龍也さんへの今の気持ちが
わからない。
でも、真剣に気持ちを伝えてくれた龍也さん
に対して、私も真剣に向き合わなきゃ。
「龍也さんのこと、どういう好きか、見つか
るまで待っていてほしい…です…。」
「ありがとう、ももちゃん。」
少し見つめ合うころには、観覧車は一周して
地上に帰ってきていた。
横顔が綺麗で。一目惚れしたんだ。」
龍也さんの目を見れば、嘘じゃないってわか
る。でも、なんで私なんだろう。
「返事は今じゃなくていい。オレが本気だっ
てこと、知ってほしかっただけだから。」
私、龍也さんにたくさん助けてもらってるの
に、また困らせちゃった。
龍也さんの顔を直視できない。
「ももちゃん、見て!」
龍也さんが指差す方を見ると、大きな満月が
私たちを照らしていた。
「ももちゃん、今日は楽しかった?」
「はい。ほんとにありがとうございます。」
さっき告白されたのに、普通に返事できない
よ。
俯いて答える私を見て、龍也さんは笑いなが
ら、髪を撫でる。
「ももちゃん。そんなに固くならないで。」
いつもの龍也さんだ。
初めて告白されて、心臓はドキドキしたまま
だけど、ほんの少し安心した。
「龍也さん。私、恋とかしたことなくて。」
恋に恋していた。まだ、誰かを好きになった
ことがないから、龍也さんへの今の気持ちが
わからない。
でも、真剣に気持ちを伝えてくれた龍也さん
に対して、私も真剣に向き合わなきゃ。
「龍也さんのこと、どういう好きか、見つか
るまで待っていてほしい…です…。」
「ありがとう、ももちゃん。」
少し見つめ合うころには、観覧車は一周して
地上に帰ってきていた。