オオカミ様VS王子様 ~私を賭けたラブゲーム~
「龍也さん、本当に楽しかったです!」
私の家まで送ってくれた龍也さんにお礼を告
げて挨拶をすると。
「オレ、ももちゃんのこと、絶対惚れさせる
から覚悟してね。」
その言葉の直後、おでこにちゅっと短いキス
が落ちた。
「じゃあ、おやすみ。」
そのまま帰っていく龍也さんの背中をしばら
く見ていた。
は、初めてちゅーされちゃった…。
私、これからどうしよう。
「おい。」
龍也さんを見送ったまま、立ち尽くしている
と、低い声が聞こえた。
この声…。
「蓮人さん!?」
なんでここに?
私、蓮人さんに何かした?
「どうしたんですか?」
冷静を装って聞いてみると。
「オレには連絡返さないで、龍也とこんな時
間まで何してたわけ?」
れ、連絡?
もしかして!!
私はバッグの底に眠るスマホを急いで取り出
して、電源を入れる。
蓮人さんからのメッセージがズラッと並んで
いる。私を心配する内容ばかり。
そりゃそうだよね。
初対面があんな危ないところじゃ、心配する
よね。
「蓮人さん…。今日、龍也さんが色んな楽し
い所連れていってくれて。それで、連絡気づ
かなくて…ごめんなさい…。」
私の言葉に何も返さない蓮人さん。
嫌われたのかな。
呆れられたかな。
不安が体中を巡るように、私の体を震わせ
た。ゆっくり蓮人さんの目に視線を向ける。
私の家まで送ってくれた龍也さんにお礼を告
げて挨拶をすると。
「オレ、ももちゃんのこと、絶対惚れさせる
から覚悟してね。」
その言葉の直後、おでこにちゅっと短いキス
が落ちた。
「じゃあ、おやすみ。」
そのまま帰っていく龍也さんの背中をしばら
く見ていた。
は、初めてちゅーされちゃった…。
私、これからどうしよう。
「おい。」
龍也さんを見送ったまま、立ち尽くしている
と、低い声が聞こえた。
この声…。
「蓮人さん!?」
なんでここに?
私、蓮人さんに何かした?
「どうしたんですか?」
冷静を装って聞いてみると。
「オレには連絡返さないで、龍也とこんな時
間まで何してたわけ?」
れ、連絡?
もしかして!!
私はバッグの底に眠るスマホを急いで取り出
して、電源を入れる。
蓮人さんからのメッセージがズラッと並んで
いる。私を心配する内容ばかり。
そりゃそうだよね。
初対面があんな危ないところじゃ、心配する
よね。
「蓮人さん…。今日、龍也さんが色んな楽し
い所連れていってくれて。それで、連絡気づ
かなくて…ごめんなさい…。」
私の言葉に何も返さない蓮人さん。
嫌われたのかな。
呆れられたかな。
不安が体中を巡るように、私の体を震わせ
た。ゆっくり蓮人さんの目に視線を向ける。