オオカミ様VS王子様 ~私を賭けたラブゲーム~
倉庫の大きな扉を勢いよく開くと…。
「玲くんっ…!!」
手足を拘束されて男二人に迫られ、震える聖
菜がいた。
「聖菜っ!」
オレは二人のデカい男の間を通り抜けて、聖
菜の前に立った。
「なにお前。」
「そのかわい子ちゃんのカーレー??」
ヤクザみたいな奴とホストみたいな奴。
変な組み合わせだな…。ってそんなこと考え
てる場合じゃねぇ。せめて聖菜だけでも安全
なところに…。
「こいつ、オレのもんだから。触るな。」
できるだけ冷静に煽ったつもりだけど。
「弱っちそうな男~。」
チャラい奴が気だるげにオレの方に歩み寄っ
てくると、腕を振りかぶった。
殴られる…!
そう思ったが、痛みはいつまで経っても降っ
てこなくて。
「なんだてめぇ!」
「龍也さん…!」
見上げると、チャラい奴の腕を掴み、鋭く睨
みつける龍也さんがいた。
「オレの可愛い後輩たちに何か用?」
いつもの柔らかい声で男たちを制しているけ
ど、目は少しも笑っていない。
殴りかかる二人の男を華麗にかわして、手首
を捻り、動きを封じた。
龍也さんって、こんなに強かったのか…。
「聖菜!玲悟くん!」
扉の方からももの声が聞こえて、その時初め
て二人で助けに来てくれたんだとわかった。
ももはすぐに聖菜の手を取り、出口へ走っ
た。その後をオレも追うが。
「君たちどこいくの?」
「玲くんっ…!!」
手足を拘束されて男二人に迫られ、震える聖
菜がいた。
「聖菜っ!」
オレは二人のデカい男の間を通り抜けて、聖
菜の前に立った。
「なにお前。」
「そのかわい子ちゃんのカーレー??」
ヤクザみたいな奴とホストみたいな奴。
変な組み合わせだな…。ってそんなこと考え
てる場合じゃねぇ。せめて聖菜だけでも安全
なところに…。
「こいつ、オレのもんだから。触るな。」
できるだけ冷静に煽ったつもりだけど。
「弱っちそうな男~。」
チャラい奴が気だるげにオレの方に歩み寄っ
てくると、腕を振りかぶった。
殴られる…!
そう思ったが、痛みはいつまで経っても降っ
てこなくて。
「なんだてめぇ!」
「龍也さん…!」
見上げると、チャラい奴の腕を掴み、鋭く睨
みつける龍也さんがいた。
「オレの可愛い後輩たちに何か用?」
いつもの柔らかい声で男たちを制しているけ
ど、目は少しも笑っていない。
殴りかかる二人の男を華麗にかわして、手首
を捻り、動きを封じた。
龍也さんって、こんなに強かったのか…。
「聖菜!玲悟くん!」
扉の方からももの声が聞こえて、その時初め
て二人で助けに来てくれたんだとわかった。
ももはすぐに聖菜の手を取り、出口へ走っ
た。その後をオレも追うが。
「君たちどこいくの?」