オオカミ様VS王子様 ~私を賭けたラブゲーム~
仕方ないことだけど、学校で手繋いだり、お
昼を一緒に食べたり。
蓮人さんは時間が少しでもあれば会いに来て
くれるし、すごく大切にされてるって実感で
きるから、何一つ不満はないけど。
だけどやっぱり、蓮人さんと同じ高校生だっ
たら、どんな恋人だったのかなぁ…なんて思
ったりする。
「もも、お疲れ様。」
「ありがとうございます!」
蓮人さんはバイトが終わるまでお店で待って
いてくれることもある。
いつものように蓮人さんと手を繋いで帰る。
蓮人さんの体温を感じられるだけで幸せで。
「もも。次の休み、予定空いてる?」
「はい!」
なんでだろう…。
「デートしよ。」
「えっ!」
私は突然の誘いに驚いて、足が止まった。
付き合ってから初めての…デート…!?
「はいっ…!行きたいですっ!」
その会話の後は、お互い何も話すことはなく
アパートに着いた。
「じゃ、おやすみ。」
蓮人さんの手の温もりが離れていくと、なぜ
かいつもよりもずっと寂しくて。
「蓮人さんっ!!」
よ、呼び止めてしまった…。
こんなこと言ったら、困らせちゃうかな。
でももし、蓮人さんも私と同じ気持ちで、デ
ートに誘ってくれたとしたら…。
そう思うと零れだした言葉は止まらなくて。
「私、ちょっとだけ聖菜と玲悟くんが羨まし
かったんです。だから、デート楽しみにして
ますね!」
昼を一緒に食べたり。
蓮人さんは時間が少しでもあれば会いに来て
くれるし、すごく大切にされてるって実感で
きるから、何一つ不満はないけど。
だけどやっぱり、蓮人さんと同じ高校生だっ
たら、どんな恋人だったのかなぁ…なんて思
ったりする。
「もも、お疲れ様。」
「ありがとうございます!」
蓮人さんはバイトが終わるまでお店で待って
いてくれることもある。
いつものように蓮人さんと手を繋いで帰る。
蓮人さんの体温を感じられるだけで幸せで。
「もも。次の休み、予定空いてる?」
「はい!」
なんでだろう…。
「デートしよ。」
「えっ!」
私は突然の誘いに驚いて、足が止まった。
付き合ってから初めての…デート…!?
「はいっ…!行きたいですっ!」
その会話の後は、お互い何も話すことはなく
アパートに着いた。
「じゃ、おやすみ。」
蓮人さんの手の温もりが離れていくと、なぜ
かいつもよりもずっと寂しくて。
「蓮人さんっ!!」
よ、呼び止めてしまった…。
こんなこと言ったら、困らせちゃうかな。
でももし、蓮人さんも私と同じ気持ちで、デ
ートに誘ってくれたとしたら…。
そう思うと零れだした言葉は止まらなくて。
「私、ちょっとだけ聖菜と玲悟くんが羨まし
かったんです。だから、デート楽しみにして
ますね!」