オオカミ様VS王子様 ~私を賭けたラブゲーム~
私、ほんとに、どうしようもないくらい蓮人
さんが好きだなぁ。
「そ、それじゃ、おやすみなさい。」
蓮人さんが固まったまま何も言ってくれなく
て、逃げ出すように自分の部屋のドアを開け
た。
「えっ!!」
閉めようとしたドアを蓮人さんの大きな手が
力強く引きとめて中に入ると、少し強引に抱
き寄せられた。
「あの…蓮人さん…?」
いつもの優しい抱きしめ方じゃないような気
がして、少しだけ不安がよぎる。
蓮人さんの腕が解けると、私の両頬が蓮人さ
んの両手に閉じ込められて唇が重なる。
「んん…」
今までしたこともないような深いキスに思考
が完全に止まる。わずかな隙間から侵入した
舌が、私の口内を侵して身も心も溶かしてい
く。
「蓮人…さ…。」
縋るような声は本当に自分のものか疑うほど
甘く蕩けている。
濡れた唇が離れていくと、蓮人さんは一度私
と目を合わせ、今度は優しく抱きしめてくれ
る。
頭がふわふわして何も考えられない。
「お前さぁ、あんまりかわいいこと言うな
よ。」
「え?」
私、かわいいこと言ったっけ…?
「これでも結構我慢してんだから。」
「我慢って…?」
蓮人さんは私のために何か無理してるの?
もしかして…。
「蓮人さん…。いつも迎えに来てくれるのは
嬉しいけど、無理しなくていいですよ?」
蓮人さんだって仕事があるのに、ほとんど毎
日会いに来てくれるし。
さんが好きだなぁ。
「そ、それじゃ、おやすみなさい。」
蓮人さんが固まったまま何も言ってくれなく
て、逃げ出すように自分の部屋のドアを開け
た。
「えっ!!」
閉めようとしたドアを蓮人さんの大きな手が
力強く引きとめて中に入ると、少し強引に抱
き寄せられた。
「あの…蓮人さん…?」
いつもの優しい抱きしめ方じゃないような気
がして、少しだけ不安がよぎる。
蓮人さんの腕が解けると、私の両頬が蓮人さ
んの両手に閉じ込められて唇が重なる。
「んん…」
今までしたこともないような深いキスに思考
が完全に止まる。わずかな隙間から侵入した
舌が、私の口内を侵して身も心も溶かしてい
く。
「蓮人…さ…。」
縋るような声は本当に自分のものか疑うほど
甘く蕩けている。
濡れた唇が離れていくと、蓮人さんは一度私
と目を合わせ、今度は優しく抱きしめてくれ
る。
頭がふわふわして何も考えられない。
「お前さぁ、あんまりかわいいこと言うな
よ。」
「え?」
私、かわいいこと言ったっけ…?
「これでも結構我慢してんだから。」
「我慢って…?」
蓮人さんは私のために何か無理してるの?
もしかして…。
「蓮人さん…。いつも迎えに来てくれるのは
嬉しいけど、無理しなくていいですよ?」
蓮人さんだって仕事があるのに、ほとんど毎
日会いに来てくれるし。