上司の過去と部下の秘密〜隠れ御曹司は本気の恋を逃さない〜
「まあ、それもそうですね」

「ちょっと。私のことを2人でやりとりしないでください!!川北さんは、茶化さないでください。三上さんは、何をするにも、ちゃんとことわりを入れてからにしてください!」

「まだまだ堅さがあるな。川北さん。これ、どんどん崩していこう」

「はい、よろこんで!!」

ここは居酒屋ですかね?
なぜに私は、この2人にいじられなきゃいけないのだろうか……理不尽すぎる。

「なんか……おもちゃにしてますよね?私のこと」

「違う、違う。羽場ちゃんにはさあ、気を張らずに、もっと力を抜いて欲しいんだよ。そんなにガチガチだと、いつかパンクするぞ」

「そうそう。もっと軽くね」

なんだかんだ言って、この2人は私を心配してくれているようだ。
それはわかる。
でも……

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