上司の過去と部下の秘密〜隠れ御曹司は本気の恋を逃さない〜
「おじゃましまーす」
食事の後、アルコール類とおつまみを買い込んで明日香とともに帰宅した。とりあえず、いつ潰れてもいいようにと、2人ともお風呂をすませてリビングで向かい合う。
「さてと、聞かせてもらいましょうか」
「えっと……まず何から?」
「そうねぇ……で、そろそろ三上さんと付き合ってるの?」
「は?」
いきなりの豪速球に、ドキリとするどころか、一瞬意識を飛ばしたと思う。うん。間違いない。
「つ、付き合ってなんかないよ。なんでそうなるの?」
「だって、あの三上さんと2人っきりで食事に行ったんでしょ?しかも、彼の方から誘われて。それに、ここのところ何かとかまわれてるみたいだし」
「食事のことは前に話した通りだよ。確かに、以前に比べてちょこちょこかまわれてるけど……それだって、こないだ三上さんと先輩の川北さんの3人で飲みに行って、それをきっかけに少し打ち解けたからだし。なんというか……」
事実を話しているだけなのに、なぜかしどろもどろになってしまう。鋭い明日香のことだから、そこに何かあると気付いていると思う。
食事の後、アルコール類とおつまみを買い込んで明日香とともに帰宅した。とりあえず、いつ潰れてもいいようにと、2人ともお風呂をすませてリビングで向かい合う。
「さてと、聞かせてもらいましょうか」
「えっと……まず何から?」
「そうねぇ……で、そろそろ三上さんと付き合ってるの?」
「は?」
いきなりの豪速球に、ドキリとするどころか、一瞬意識を飛ばしたと思う。うん。間違いない。
「つ、付き合ってなんかないよ。なんでそうなるの?」
「だって、あの三上さんと2人っきりで食事に行ったんでしょ?しかも、彼の方から誘われて。それに、ここのところ何かとかまわれてるみたいだし」
「食事のことは前に話した通りだよ。確かに、以前に比べてちょこちょこかまわれてるけど……それだって、こないだ三上さんと先輩の川北さんの3人で飲みに行って、それをきっかけに少し打ち解けたからだし。なんというか……」
事実を話しているだけなのに、なぜかしどろもどろになってしまう。鋭い明日香のことだから、そこに何かあると気付いていると思う。