上司の過去と部下の秘密〜隠れ御曹司は本気の恋を逃さない〜
無事に挙式を終えて、家族写真や涼介さんとのツーショット写真を撮影してもらい、メインイベントは終了した。
やっとラフな服装に着替えて、ホテルの一室で一息ついていた。
「しおり、大丈夫か?」
「うん。家族だけとはいえ、疲れたね」
「食事は30分後だから、それまで少し休もう」
そして、約束の10分前。
涼介さんと連れ立って、予約したレストランへ向かった。
「三上様ですね。お連れ様はもういらっしゃってます」
日本人スタッフに案内されて、個室へ向かった。
「こちらになります。ごゆっくりどうぞ」
扉を開けて絶句した。
両親達も疲れただろうなあ……なんて呑気に思っていたけど……
奴らは元気だった。
室内は、お祝い会というより、単なる飲み会と化していた。
「おお、しおりに涼介。早く来い!!」
アルコールでますます声が大きくなった哲平さんが、ご機嫌で手招きしてくる。
「しおりちゃーん!!綺麗だったよ!!」
社長まで……
ていうか、いつもは〝しおりさん〟って呼んでましたよね?
やっとラフな服装に着替えて、ホテルの一室で一息ついていた。
「しおり、大丈夫か?」
「うん。家族だけとはいえ、疲れたね」
「食事は30分後だから、それまで少し休もう」
そして、約束の10分前。
涼介さんと連れ立って、予約したレストランへ向かった。
「三上様ですね。お連れ様はもういらっしゃってます」
日本人スタッフに案内されて、個室へ向かった。
「こちらになります。ごゆっくりどうぞ」
扉を開けて絶句した。
両親達も疲れただろうなあ……なんて呑気に思っていたけど……
奴らは元気だった。
室内は、お祝い会というより、単なる飲み会と化していた。
「おお、しおりに涼介。早く来い!!」
アルコールでますます声が大きくなった哲平さんが、ご機嫌で手招きしてくる。
「しおりちゃーん!!綺麗だったよ!!」
社長まで……
ていうか、いつもは〝しおりさん〟って呼んでましたよね?