初めての to be continued…
焦ったらダメだ。
そう思うのに、体は言うことを聞かない。離したくない。
でも、また芳子さんの息が止まっている。呼吸できるように唇を離した。
短く息をしているのも可愛くて、また口付ける。
少しずつ、深くしていく。
芳子さんが戸惑っているのがわかる。でも、多分、嫌じゃない。受け入れてくれてる。
夢中になって続けていると、芳子さんの手が震える。息が続かないらしい。
少しだけ唇を離して、芳子さんが息をしたら、またすぐに口付ける。
そんなことを何回か続けていたら、芳子さんが身動きした。なにか言いたそうだ。
「雄大、あの……」
キスの隙間から、声が出てくる。
聞いてあげたいけど、止められない。
俺も、キスの隙間で返事をした。
「なんですか?」
そのまま逃げられないように、キスを続ける。
芳子さんは、切れ切れに言った。
「し、シャワー、したいな……」
そっか、そうだよな。俺も、朝からバタバタして汗かいてるし、気持ちはわかる。
でも、キスしてたい。このまま先に進みたい。
いや、ダメだ。芳子さんはそのままでもいいけど、俺がダメだ。俺を綺麗にしないと、芳子さんに申し訳ない。
自分を我慢させるために、もう一度ほっぺたにキスをした。
「……離したくないけど……仕方ないか……」
口に出して自分を戒めるけど、手は芳子さんを抱き寄せていた。
本当に、離したくない。でも。
芳子さんのためだ。我慢しよう。
5年待ったんだ。風呂の時間くらい、なんでもない。
不意に、ちょっとからかってみたくなる。
「一緒に入りましょうか」
「ーーーっ‼︎」
芳子さんが、慌てて首を振る。
もう何をしても可愛いとしか思えない。思わず笑ってしまう。
「じゃあ、それはまた今度ってことで」
笑いながら言って、すっかり力が抜けた芳子さんを座椅子に残して立ち上がる。
ほけっとしている芳子さんが子どもみたいで、頭をなでて、風呂に向かった。
シャワーって言ってたけど、あったまった方がリラックスできるかな。
洗ってあった湯船を軽く流して、お湯を張る。
昼間、洗っていた時にちょっとは想像したけど、まさか本当に芳子さんが使うことになるとは思ってなかった。
一緒に入ったら、恥ずかしがるんだろうな。早く見たい。今日は我慢するけど。
ニヤけた顔を叩いて引き締める。
普通の顔に戻ったことを確認して、部屋に戻った。
そう思うのに、体は言うことを聞かない。離したくない。
でも、また芳子さんの息が止まっている。呼吸できるように唇を離した。
短く息をしているのも可愛くて、また口付ける。
少しずつ、深くしていく。
芳子さんが戸惑っているのがわかる。でも、多分、嫌じゃない。受け入れてくれてる。
夢中になって続けていると、芳子さんの手が震える。息が続かないらしい。
少しだけ唇を離して、芳子さんが息をしたら、またすぐに口付ける。
そんなことを何回か続けていたら、芳子さんが身動きした。なにか言いたそうだ。
「雄大、あの……」
キスの隙間から、声が出てくる。
聞いてあげたいけど、止められない。
俺も、キスの隙間で返事をした。
「なんですか?」
そのまま逃げられないように、キスを続ける。
芳子さんは、切れ切れに言った。
「し、シャワー、したいな……」
そっか、そうだよな。俺も、朝からバタバタして汗かいてるし、気持ちはわかる。
でも、キスしてたい。このまま先に進みたい。
いや、ダメだ。芳子さんはそのままでもいいけど、俺がダメだ。俺を綺麗にしないと、芳子さんに申し訳ない。
自分を我慢させるために、もう一度ほっぺたにキスをした。
「……離したくないけど……仕方ないか……」
口に出して自分を戒めるけど、手は芳子さんを抱き寄せていた。
本当に、離したくない。でも。
芳子さんのためだ。我慢しよう。
5年待ったんだ。風呂の時間くらい、なんでもない。
不意に、ちょっとからかってみたくなる。
「一緒に入りましょうか」
「ーーーっ‼︎」
芳子さんが、慌てて首を振る。
もう何をしても可愛いとしか思えない。思わず笑ってしまう。
「じゃあ、それはまた今度ってことで」
笑いながら言って、すっかり力が抜けた芳子さんを座椅子に残して立ち上がる。
ほけっとしている芳子さんが子どもみたいで、頭をなでて、風呂に向かった。
シャワーって言ってたけど、あったまった方がリラックスできるかな。
洗ってあった湯船を軽く流して、お湯を張る。
昼間、洗っていた時にちょっとは想像したけど、まさか本当に芳子さんが使うことになるとは思ってなかった。
一緒に入ったら、恥ずかしがるんだろうな。早く見たい。今日は我慢するけど。
ニヤけた顔を叩いて引き締める。
普通の顔に戻ったことを確認して、部屋に戻った。