初めての to be continued…
「あ……」
雄大が呟く。
「同じ匂いだ」
「なにが?」
「芳子さんと、俺」
「同じので洗ったから、髪も体も」
「そうですね」
雄大が笑う。
「なんか嬉しい」
私も笑った。
「……私も。嬉しい」
雄大が私の髪をなでる。
「……怖くないですか?」
恐る恐る、という感じで聞いてきた。
気遣ってくれてるんだな、と嬉しくなる。
「怖くはないけど……緊張してる……」
雄大は私を大事にしてくれる。だから怖くはない。
それと、緊張はまた別の話で。
「俺も、緊張してますよ」
雄大が優しく笑う。
「経験豊富って訳じゃないんで。なにせ大学入ってから芳子さん一筋ですから」
「あ……」
そうだった。雄大は、気持ちのない他の誰かとそういうことをする人じゃない。
「そっか」
なんだか嬉しくなって、でも恥ずかしくもなって、目を伏せた。
どうしてそんなに好きになってくれたんだろう。
私も、そのくらい『好き』を返せるのかな。
「芳子さん」
見上げると、メガネを外した雄大の顔。
レンズのない、見慣れない目が熱っぽい。
その目で見つめられると、私も体が熱くなる。
「……好き」
自然に口から出ていた。
雄大はちょっと驚いた顔をして、すぐに笑った。
「俺も。大好きです」
そして、唇を重ね合わせた。
雄大が呟く。
「同じ匂いだ」
「なにが?」
「芳子さんと、俺」
「同じので洗ったから、髪も体も」
「そうですね」
雄大が笑う。
「なんか嬉しい」
私も笑った。
「……私も。嬉しい」
雄大が私の髪をなでる。
「……怖くないですか?」
恐る恐る、という感じで聞いてきた。
気遣ってくれてるんだな、と嬉しくなる。
「怖くはないけど……緊張してる……」
雄大は私を大事にしてくれる。だから怖くはない。
それと、緊張はまた別の話で。
「俺も、緊張してますよ」
雄大が優しく笑う。
「経験豊富って訳じゃないんで。なにせ大学入ってから芳子さん一筋ですから」
「あ……」
そうだった。雄大は、気持ちのない他の誰かとそういうことをする人じゃない。
「そっか」
なんだか嬉しくなって、でも恥ずかしくもなって、目を伏せた。
どうしてそんなに好きになってくれたんだろう。
私も、そのくらい『好き』を返せるのかな。
「芳子さん」
見上げると、メガネを外した雄大の顔。
レンズのない、見慣れない目が熱っぽい。
その目で見つめられると、私も体が熱くなる。
「……好き」
自然に口から出ていた。
雄大はちょっと驚いた顔をして、すぐに笑った。
「俺も。大好きです」
そして、唇を重ね合わせた。