一ノ瀬君と克服ミッション
彼がどう思っているのか分からなくて横目で見てみると、顔は曇っていた。



「何言ってんの、そんなこと無理」

「え?」

「手を握ったんだから、前言撤回なんてありえないでしょ」




ほんと意味わかんないとむすっとする彼。

不機嫌になる理由なんて私は探したけど見つからない。


だけど、手を握ってしまったのは事実。

後先考えずに握ってしまった私は悪い。


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