一ノ瀬君と克服ミッション

謎の男;一ノ瀬君

教室に戻ると、クラスメートはグループになって昼食中。


どうやら私は、約三時間寝ていたらしい。

本当に何してんだか...。




教室のドアの所で立ち止まっている私に沙来は駆け寄ってくれた。


「こんな時間まで、保健室にいるなんて。
 心配したんだからね」

「うん、ごめんね。
 ちょっと寝不足なだけだったから。
 寝たら、もう元気になったし」


笑顔で言う私を見て、ため息をついている。

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